幼いイワンとマリチカがクルクル回っている中心に咲く小さな花からの木漏れ日
結ばれる運命を川の流れが持ち去ってしまう
マリチカの行き先を暗示する長い長い筏には若い木が差してある
孤独という歌
イワンがマリチカを想い体を引き摺るように生きる
分厚い民族衣裳を着た男たちが持つ楽器から奏でる音楽がこの土地に住む人間の情感を感じさせた
途中アル・パチーノによく似た人もいた
水面の下から見上げる構図 水があまりにも綺麗だった きっと清らかな心の鏡みたいなんだと感じた
湿度の高い森にカメラの向けられた先が魂が彷徨っているみたい
悪魔の力を借りてでも願いを叶えたい
細い枝や火花の赤色の使い方は脳を焼かれる感覚
白樺に眠るマリチカは美しい
凄い熱量の作品でした