このレビューはネタバレを含みます
2024 125本目 5/14
アンティゴネ視点の「オイディプス」みたいな物語だった。かかとのタトゥーも「膨れ上がった足:オイディプス」のメタファーだろう。
良くも悪くもギリシア悲劇が現代においても物語のセオリーであり続けているのは、それが一つの真理であることの証左だと再認識した。
ドゥニ・ヴィルヌーヴの出世作ということだったが、こんな文学チックな映画を撮ってたのはちょっとびっくり。淡々と進んでいく割に展開がしっかりとあって、無理やり重い話に描写も上手くておもしろかった。