ゆっきー

沼地という名の町のゆっきーのレビュー・感想・評価

沼地という名の町(2001年製作の映画)
3.0
まるで重力に逆らえないかのようにベッドやプールサイドの椅子に へばりつき動こうともしないブルジョワたちの映画。試みは認めるが、最後までそんな感じなんで退屈っちゃ退屈。
やっぱり本作でも独特のフレーミングをしている。

とにかく絵面に清潔感が無くて、そこは凄い。
だらだらと半裸で過ごすシーツは臭そうだし、泥まみれで遊んでたりする。髪は脂ぎっている。

オープニングで怪我した母親がプールサイドで倒れても誰も椅子から動こうとしない異様なショットと、 次女が汚いプールに飛び込んでも それをつったって見ている子供たちの横並びのショットが最高である。
なんか、ホッパーの絵画を思い出した。空虚だ。
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