「言うだろ? ‶人生は舞台” ってさ」
タイトルはアルフレッド・ヒッチコックの『知りすぎていた男』のもじりなのは言うまでもない。
どっかのお笑いコンビのコントみたく、お互いの勘違いと思い込みにより、嚙み合わないはずなのになぜか嚙み合ってしまう展開。
しかし、いくらなんでもさすがに途中でおかしいと思うだろ普通。
と思っても、主役を演じているのがビル・マーレイだと、この無理がありすぎる流れに対してもなぜか妙に納得してしまう自分もいる。彼の飄々とした演技に持っていかれてるなあ。
本物の ‶スペンサー” に殺されちゃったあの人が本当に気の毒。無関係なのに。
エピローグは蛇足だったな。なんか面白くなかった。