tetsu

トップをねらえ!のtetsuのレビュー・感想・評価

トップをねらえ!(1989年製作の映画)
4.5
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』や旧劇のリバイバル上映に合わせて、しれっと公開していたので、エヴァの予習として、鑑賞。


[概要]

エヴァの完結編公開に合わせて、リバイバル上映された庵野監督の初期傑作『トップをねらえ!』の完全版。
全6話×約30分のビデオアニメとして制作された本編を、1~4話をまとめた前編(約2時間)、5~6話をまとめた後編(約1時間)に分けて、全国5館で上映された。


[感想]

前日に総集編を観賞していたため、後編はほとんど同じだった*が、ダイジェスト感が否めなかった映画版と比べ、より様々なエピソードを楽しめたのが良かった。

*総集編である『トップをねらえ!劇場版』(約1時間30分)は、序盤30分が1~4話、後半1時間が5~6話の構成になっている。

突き詰めれば、ひたすら、様々な名作のオマージュで作られた作品ゆえ、キャラクター描写の深みなどには、若干の粗があるものの、やはり、後半の激アツ展開には泣く。

エヴァ旧劇でもそうだが、庵野監督作品のクライマックスでは、映画的にも、かなり、面白い演出が登場するのが、魅力だと思っているが、本作でもそれは同様で、クライマックスの「画面比率」、「色彩」を使った演出には、テンションが上がった。
tetsu

tetsu