かっけえなあ。
ポーランドの監督は構図編集演出がしっかりしてないとバカにでもされるんかって改めて感じる。
全編を通して気だるいジャズが流れて、ハードボイルドな登場人物たちが語り合う群像劇。この雰囲気だけでも普通に楽しめる。
どこかフランス映画っぽい雰囲気があって洒落てる。
心にしこりのある人々が同じ夜行列車に乗り合わせ、同じ時間を過ごしていく。話が進んでいくごとに一人ひとりの抱えるものがだんだん分かってくる、とは言っても明確に語り切らないところがちょこちょこあるため、観客に委ねられる余地がある。
メインヒロインのことについてが一番よくわからなかった。そういった余白が脚本の欠点なのか長所なのかは人によって感じ方が変わってくると思う。
メインヒロインよりかはジャネットリーに似た女優の方がだいぶ魅力的だったな。
ツィブルスキーが助演級の役で出てる。売れっ子だったんだなあ。