カミワザ

トーマス・クラウン・アフェアーのカミワザのレビュー・感想・評価

3.8
1968年のスティーブ・マックイーン主演同作のリメイク。

金融界の富豪で絵画泥棒といった一面をもつトーマス(ピアース・ブロスナン)と、彼を追う凄腕の保険調査員キャサリン(ルネ・ルッソ)の思惑が交差する犯罪サスペンス。
やがて利益ではなく、お互いを敵と認識しながらスリルと駆け引き求め接近していく。果たしてその結末は?

本作のゴージャスでスタイリッシュな雰囲気が好み。
ピアース・ブロスナンが主役を張った、アクションが無く、おしゃれに振り切った007って感じ。
彼の泥棒の傍らの非日常な生活ぶりがもはやファンタジー。

対するルネ・ルッソも誘っているかのようなジト目が魅力的で、彼女のリスクを顧みない大胆な行動もスリリング。

そして迎える結末に「意外と感じるか」、「そっちなんなんかい!」と突っ込みを入れてしまう。そんな評価が分れる本作。
それでも雰囲気は抜群の大人向けサスペンスとして、休日の余暇にお酒を飲みながら楽しむのにピッタリだと思います。
カミワザ

カミワザ