じょうパン

ブラックホーク・ダウンのじょうパンのレビュー・感想・評価

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)
4.0
この作品で取り扱っている1993年にソマリアで起こったモガディシュの戦闘を知らずに観賞しました。
全ての戦争映画に言える事ですが、なぜ戦争をするのか、なぜ戦争を続けるかのなど、戦争映画を観ると毎回考えます。この作品もその一つでした。

◻️脚本
服装とか髪型がほとんど全員同じなので、少し分かりずらかったです。
ラストのフートとのやり取りが最高でした。
「戻るのか?」
「仲間が残っている」
ご飯を食べる
「故郷に帰ると、皆が俺に聞く、フートなぜ戦うんだ?どうして?戦争中毒なのか?と俺は何も答えない。連中には分からないからさ、なぜ俺たちが戦うか。俺たちは仲間のために戦うんだ。それだけさ」
ここのシーンが最高にグッときました。確かに戦争を経験した人にしか分からないよなと思えるシーンでとても考えさせられました。
また黒人の子供がおじいちゃんに抱えられて運ばれていたり、子供がお父さんを撃ってしまったり、女性が銃を取ったりしたところを撃つシーンは観ていて辛かったです。
ユアン・マクレガー演じるキャラがデスクワークしかしていないのに初めての戦場で負傷せずに帰ってこれたのはすげーなと思いました。何か「プライベートライアン」と似ているなとも感じました。
あと少しきになったのが、ヘリに乗って指示を出してきた人の必死さというかやる気のなさというのが観てとれたので、ヘリに乗って指示出している人が結構戦犯でもあるんじゃないかなと感じました。


◻️映像
とりあえず凄まじい、あまりVFXを使っていないだろうなという印象でした。爆発によって起こる砂埃でその場の状況を理解できました。

◻️まとめ
最終的に全員の体が帰って来れたことが1番良かったです。戦争なんか一つもいい事ないからもうやめようよ。

2024 42本目
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