笑い話してガハハと笑ってたかと思えば、些細なことでブチ切れて相手を撃ち殺すわ、
女房がいるのに自宅の向かいに愛人を引っ越させるわ、
トチ狂ったギャングのリアルな日常を生々しく面白おかしく描かれた お腹一杯の大作。
今作「グッドフェローズ」とマフィア(ギャング?)映画の代名詞「ゴッドファーザー」とでは、全く毛色が違う。
たぶん どっちが好きかで、色々とその人の好みが分かるんじゃないかと。私は「スカーフェイス」派!笑笑
ギャングものの映画といえばスコセッシの これ とデ・パルマの「スカーフェイス」って印象のまま今まで過ごしてきたから、正直「ゴッドファーザー」を観たときはちょっとびっくりした。
「ゴッドファーザー」は とても荘厳な雰囲気で 上品だけど、今作はとてもライトで下品ながら生々しい感じ。
「ゴッドファーザー」は長尺だし、ゆったり進んでいくしで少し挫折しかけた。けど、今作は 同じく長尺ながらも バンバンとテンポよく話が進んでいって全然飽きない。むしろ、食べすぎになっちゃうくらい話が詰め込まれてる感じ。
それも当然、実在した人物のギャングとしての一生の物語らしいからねっっ。
「スカーフェイス」もそうだけど、綺麗なオチがつかないところが最高。 泥臭い話の最後までも、しっかり泥臭い感っ笑
個人的にこの映画のハイライトは、終盤、以前の立派なスーツ姿は消え去り ラフな格好で真っ青な顔に汗かきながら、多忙なスケジュールをこなす主人公の怒涛の一日な場面 笑
映像もズームしたり動き回ったりで忙しい感じだった笑