ヒロ

蛇イチゴのヒロのネタバレレビュー・内容・結末

蛇イチゴ(2003年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

『素晴らしき世界』の西川美和監督作品。とりあえず西川作品を見れる物は見てみたいな、ってなったのでこちらも。
ぐわー!最後のシーンでうわー!ってなった。
香典泥棒となんかこの上辺だけは上手く行っているような、何処か歪みのある家族が何処で絡まるのか、と興味を持ちながら見ていたけど、まさか十年前勘当した兄だとは…!!倫子が『お兄ちゃん!』と言った時、映画を見ながら『ええ!?』と思わず言ってしまった(笑)
丁度そのタイミングで第1ターニングポイントなんですね。
これ微妙に倫子が主人公なのかな…?MPで婚約破棄までされてどん底に落ちるのは倫子なんで。
家族劇になってる故、視点が分散して父にも母にもいってるし、ちょっと主人公が誰じゃろか?感はあるから、倫子で絞っても良かったかもしれない…。(え?宮迫主人公なの?宮迫なんの変化も成長も努力も人間的な内面の脱皮もしとらんじゃん…😂これで主人公は無理が…😂)
倫子は自分の正しさ、信じるものを貫いて兄を通報したわけだけど、最後の最後で蛇イチゴは嘘じゃなかったと分かる。倫子が信じてた、自分の正しさが揺さぶられてしまうラスト。
追記:あとちょっと自己破産について気になったから調べたんですが、破産する場合、家がもし本人名義ではなく家族名義だったら、取られないらしいっすね…。お兄ちゃん、嘘言ってなかったのか…。
う〜ん…。ゆれるもそうだけど西川美和監督の映画好きかも…🤔
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