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壁あつき部屋のTSのレビュー・感想・評価

壁あつき部屋(1956年製作の映画)
2.8
短文感想 65点
BC級の戦犯が収容されている巣鴨プリズンでの人間ドラマを描いた作品。白黒なので重い独房の雰囲気がしっかり表され、希望が見えるようで実は絶望の淵にいるということを静かに伝えてくれます。まさに壁あつき部屋。脱獄系の映画はまあ大体成功するケースが多いのですが、今作はそこが論点ではないです。いわれのない理由で捕まっている囚人たちの葛藤などが描かれていて、戦争描写はないものの、かなり反戦的な映画だなということがわかります。
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