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黄金の七人のkuuのレビュー・感想・評価

黄金の七人(1965年製作の映画)
3.7
『黄金の七人』
原題 7 Uomini D'Oro.
製作年 1965年。上映時間91分。
イタリアの犯罪コメディ映画。 監督はマルコ・ヴィカリオ、出演はロッサナ・ポデスタとフィリップ・ルロワなど。
全編に流れるA・トロヴァヨーリの音楽も美しい、エンタテインメント“泥棒映画”。
日本では『ルパン三世』の元ネタになったとされているそうです。

ジュネーヴのスイス銀行に眠る7トンの金塊を狙って展開される一大強奪作戦。
銀行の真向かいにあるホテルの一室に陣取った“教授”から無線で指示が飛び、6人の仲間が実働部隊として地上に地下に待機。
“教授”の傍らには妖しい美女ジョルジアの姿も。そして遂に決行の時が来た。。。

今作品は、骨のあるシーンがたくさんあり、コメディにアクション、そして、SFのギミックに満ちてました。
毒舌とねじれた陰謀にかなりユーモアと騒々しいアクションと強盗にと面白い作品でした。
今作品は、狡猾な教授アルベール(フィリップ-ルロワ)とジョルジア(ロッサナ・ポデスタ)が率いる雑多なグループ(ガストーネモスキン、ガブリエレ・ティンティ、ジャン・ピエロ・アルベルティーニ、ダリオ・デ・グラッシ、モーリス・ポリ、マヌエル・サルゾ)によって行われた豪華な銀行への綿密な計画と万全の装備、抜群のチームワークで白昼堂々、7トンもの黄金を盗み出す展開です。
彼らは歩き、話し、腹這いになって銀行の金庫室に入り込む。
彼らはポリスに追われながら、いくつかの裏切りや紆余曲折が起こる。
最初から最後まで、良いムードとユーモアが続いていました。
プロットは非常に面白かったし、最後に特別な驚きを持ってます。
映画のハイライトとクライマックスは、もちろん、堂々たる緊張と陰謀で展開される強盗。
この強盗事件は、ヨーロッパ映画やアメリカ映画(ミッション・インポッシブル)で何度も模倣されている。フィリップ・ルロワが教授役を見事に演じ、ホセ・スアレスが銀行支店長役を一流に演じ、ロッサナ・ポデスタが特に印象的でした。
ガストン・モスキン、ガブリエレ・ティンティ、ジャンピエロ・アルベルティーニ、モーリス・ポーリといったイタリア人、フアン・ルイス・ガリャルド、マヌエル・ザルソといったスペイン人など、脇役も実に豪華です。
また、今作品を通しての雰囲気が絶妙にシャレてました。
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