まいしほ

毒薬と老嬢のまいしほのレビュー・感想・評価

毒薬と老嬢(1944年製作の映画)
3.7
殺人がテーマになっているブラックコメディ。誰から見ても普通じゃない自分のことをルーズベルト大統領だと思っている男も面白いし、一見普通だけど、慈善活動だと本気で信じて殺人をしている(それも12人も!)叔母たちも可笑しいし、唯一正気でなんとか事を丸く収めようとしているケーリー・グラントも面白い。ケーリー・グラントは現実的に考えたら、隠そうとせず、警察に言うべきだけど… 叔母たちは本当はやばいけど、一見とても可愛らしいおばあちゃんなんだよな。どの俳優の演技も好き。元が舞台だから当たり前だけど、いかにも舞台っぽい。映画でも面白いけど、生の雰囲気の中で観たらもっと面白いだろうな。
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