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キャット・ピープルのkazu1961のレビュー・感想・評価

キャット・ピープル(1942年製作の映画)
3.7
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-496 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 456/1001

🖋40年代のRKO怪奇映画の代表作です。ユニバーサルの怪奇ホラー映画とは全く違い、メイクや怪物そのものを登場させる手法ではなく、あくまでも間接的にキャットピープルの存在を仄めかし、心理的にホラーを仕掛けてくる手法が秀逸です。光と陰を効果的に使った映像やリアルな豹を登場させたりして見事なサイコホラーに仕立てています。

🖋とにかく映像の仕掛けが秀逸で、夜風にざわめく木々やプールのシーンでの陰影と天井に反射する波、その演出は冴え渡っています。

🖋繊細な女性の嫉妬心や、男性に対する恐怖など、シモーヌ・シモンが見事に演じています。まさに猫顔、とても潔癖でキュートなイメージ。主人公がとても痛ましく感じるのは彼女の演技に依るところ大ですね。

🖋本作、猫人間を題材にしサイコホラー作品です。1942年に『キャット・ピープル』、1944年に同じ登場人物を配した続編『キャット・ピープルの呪い』が製作され、1981年にはリメイクもされました。サイコホラー映画の古典的名作の一つとみなされていて、監督ジャック・ターナーの代表作ともなっています。

😨物語は。。。(参考:allcinemaより)
豹に変身する事を恐れ、夫の愛を素直に受け止めることができず苦悩にするイレーヌは、やがてその呪われた宿命ゆえの悲劇を巻き起こすことになる……。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『キャット・ピープル(1942)』
原題(英題):『Cat People』
🎥製作国 :アメリカ
🎥初公開 :1942
日本公開 :1988/05/03
🎥上映時間 :73分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):ジャック・ターナー
脚本 :ドゥウィット・ボディーン
原作 :※※※
撮影 :ニコラス・ミュスラカ
音楽 :ロイ・ウェッブ
出演(声優):シモーヌ・シモン、ケント・スミス、ジェーン・ランドルフ、トム・コンウェイ

🔸Overview (映画. comより)———————
猫族に生まれた女性の苦悩と恐怖を描くホラー映画。製作はヴァル・リュウトン、監督はジャック・ターナー、脚本はダウイツト・ボディーン、撮影はニコラス・ミュスラカ、音楽はロイ・ウェッブが担当。出演はシモーヌ・シモン、ケント・スミスほか。日本版字幕は辻美奈子。モノクロ、スタンダード。
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