たてぃ

サラエボ、希望の街角のたてぃのレビュー・感想・評価

サラエボ、希望の街角(2010年製作の映画)
3.7
内戦も終わり、街は復興しつつあるサラエボ。そこに航空会社のCA職員として働く女性と空港の管制官として働く男性のカップルの話。

しかし、酒癖の悪い男はある日、勤務中に酒を浴びてしまい停職処分に。そして戦友との出会いからおかしくなる。戦友が紹介したイスラム原理主義にのめり込み、そしてそれは彼女との日常生活にも影響をきたす羽目に。

酒は飲まなくなったのは良いことだが、彼女に肌の露出のある服を控えろだ、セックスは結婚してないからダメだとか…あらゆる所で「説教」の毎日。そしてそんな彼の変貌に苦悩する彼女…

「イスラム原理主義」って本当に恐ろしい…大半のイスラム教信者はそうじゃない人なんだけど、原理主義者と一緒にしちゃう人がいるのは悲しいですね…

当作品で印象に残ったのは…主人公の女性の実家が内戦により家を奪われ、そして別の人がそこに平然と住んでる光景…内戦の傷跡はまだ残っているんだなと思いました。
たてぃ

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