映画初心者

プラダを着た悪魔の映画初心者のレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
3.8
教科書的な映画でした。退屈はせずほどほどに面白いが、我がないといいますか、グっとくるものがありませんでした。コメディ作品として軽いタッチなため、さらっとしたライトな作品が好きな方にオススメ

ファッション知識に乏しい主人公がいかにファッション業界の大物編集者ミランダに認めてもらうかを描く。無茶な依頼をされてそれをどうこなすのか、主人公のプライベートの2軸構成。プライベートの内容はかなり普通でした、仕事とプライベートどちらを優先させるのかそれが恋愛視点で描かれる。一方で、フィクション気味のファッション業界を描くパートは普通に面白かったです。色々なファッションが見られますし、ミランダというキャラが良い意味で記号的で良かった。

最初は面白いもののパターン化していく。ゴールが見えている状態で同じことを反復する展開なため、飽きていってしまう。

この作品のMVPキャラは主人公の先輩ですね。あのキャラがこの映画を魅力的にしている。新人で入って来た主人公を馬鹿にしながらもしっかり指導してくれる上に、主人公に蹴落とされてしまう存在。そういった憂いの存在がただのコメディ作品を超えたものになっていたなと思いました。

【総評】
普通に面白いけど普通止まり。主人公の先輩キャラが好きでしたね。あのキャラが良い味だしていた。
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