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宇宙戦士バルディオスのmitakosamaのレビュー・感想・評価

宇宙戦士バルディオス(1981年製作の映画)
3.6
実はもの凄い評価してる。時はガンダム・イデオンが席巻していた80年代初頭。しかしイデオンにも負けず劣らずのインパクトを与えた作品だと思う。

放射能で汚染され軍国主義が台頭するS-1星。科学者の子マリンは地球に亡命。
S-1星のガットラー率いる亜空間戦隊アルデバロンは地球に侵略戦争を開始し、マリンは地球防衛軍ブルーフィクサーに所属しバルディオスと戦う。

地球の為に戦っているのに受け入れられないマリン。女司令官アフロディアとは仇同士でいがみ合いながら惹かれ合う。
アフロディアの軍服にメガネという出立ちがタマラン。

南・北極の氷が溶かされ、核攻撃を受け地球は壊滅。そしてS-1星の正体は…?という衝撃の結末。
ハードなストーリー展開に加え、艶のあるキャラクターによるドラマも良い。

ドラマを重視する為に、ロボットの存在が蛇足になってしまうのが勿体無いね。メカデザインの差がガンダムやイデオンに至らなかったポイントかな。
(顔もガンダムソックリだし)メカと人とのドラマがもっとリンクしたら更に傑作になり得たと思う。
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