最後の30分が急にとんでもなく面白い。前半は恐らくタランティーノが見ていたあの頃の安っぽいB級映画をできるだけ再現して、後半はそれを現代にチューニングした展開。
前半と後半で時代が変わったように見えるものの完全に同時代を舞台にしてることを思うと、あの頃から恐らく女の子達は前半で描かれるようなバカ(前半でもそこまで馬鹿では無いけど)ではなかったのだろう。自分の体は安売りせず、ちゃんと身を守る術を考えてる。
どう考えても間違ってる奴や権力者、レイシスト、犯罪者を、フィクションの中だけではボコボコにできる、タランティーノの映画にはその爽快さがある。