YasuhitoArai

戦争と平和のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

戦争と平和(1919年製作の映画)
3.6
アベル・ガンス監督作品。
詩人のジャンは、フランソワと結婚したイーディトに恋しているが、その時第一次大戦が始まり・・・という話。

戦争ものというよりメロドラマ中心。男二人と女一人の関係、そして戦争による男同士の友情と親の悲しみを描く。
戦争パートは、時折実際の戦争の映像を挟み込む。

テーマはメメント・モリ(=死者を想え。)
終盤の死体畑のロングショットの画力、そして死者の復活と行進が見所。
序盤の、戦争による別れを描く時に、ディテールショットで演出しているのも良かった。
途中出てくる娘アンジェルの存在も良かった。
ジャンの太陽賛歌の詩を読み上げる時に映される映像が美しい。
ただし、やっぱり長く感じる。
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