すずめのちゅん

マジックのすずめのちゅんのレビュー・感想・評価

マジック(1978年製作の映画)
3.6
これほどまでに2分30秒が長く感じる作品にはそう出会えないだろう。
おおまかなストーリーや撮影はありふれたものといえるだろうが、役者の演技がそれを補っている部分をいくつも感じる。
それが上述の2分 30秒であり、どんどん変わっていくコーキーの表情である。

おおまかな、といったのはやはり作品の質を、キャラクターのいままでのセリフの意味を、そして視聴者の感想を一気に変えるわずか数秒のシーンがあるから。
ここに至るまでの過程がもっと刺激あるものならば、歴史に残る作品になったはずだ。