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BLUE ブルーのtetsuのレビュー・感想・評価

BLUE ブルー(1993年製作の映画)
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トリビアの泉で存在を知り、観賞。

「青よ、出でよ...。」
画面に映し出される青、流れる音楽、そして語られる死を目前にした男の言葉。
デレク・ジャーマン監督がAIDSに侵され、盲目になりながらも作り上げた全編青画面の遺作。

もはや映画というか、現代美術の領域。
最初は、よく分からないし、
どう評価すべきか迷ったけど、
これ、遺作なのかっこよすぎません...?
自分も死ぬ前にこんな作品撮ってみたいなと思いました。

どうやら監督の過去作品などから、声の出演として俳優を起用しているようで『ドクター・ストレンジ』などのティルダ・スウィントンさんも声をしていました。

ただ、哲学的な事を言っていると思ったら、突然どぎついNGワード連発の歌を歌い出したりするギャップには笑いましたが...。

作品の終盤、 エリック・サティさんの名曲『グノシェンヌ』が流れてくるのですが、過去に作った自主制作映画で同様の曲を使った筆者としては、謎のシンパシーを感じてしまいました。(←勘違い)

参考
『太陽の塔研究会』
https://youtu.be/hIx6eHZyGcA
(『グノシェンヌ』への大いなる冒涜。)
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