ここ数年 邦画も「戦争」を題材にした映画が何本も公開されていますね
私も高校生の頃 日本の戦争に興味を持ち図書館で様々な本を読み漁りました
今作はビルマ戦線で生き延びたものの…
その後帰国せずに現地に残った元日本兵の生き様を描いたドキュメンタリー
現地に暮らす人々が優しく素朴で温かい…ミャンマー(ビルマ)には色々な部族が暮らしているんですね(その数は100を超えると言われています)
当時建設された泰緬鉄道や普段は映画でも観ることが少ない町並みなども貴重です
ミャンマーの他にタイなどにも出向いて計6人の元日本兵にインビュー…
今は見かけることも無くなった「餅つき」風景…お正月にはお供え…遠いミャンマーやタイでお供え餅なんて感慨深い
「鉄砲で撃つだけが戦争じゃない」
後半は生き地獄のような体験談に書物以上に衝撃を受けました
実録の「水島上等兵」のような人や「かえりたくても帰れない」事情を抱えた人
様々だけれど彼らの笑顔にも救われます
坂井さんの夫婦愛にほのぼのしながらも
異国で戦後を生き抜いた老兵に頭がさがりました
合掌……