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ブルックリン横丁のlemmonのレビュー・感想・評価

ブルックリン横丁(1945年製作の映画)
4.2
クラシック映画としては長めの128分。
力強く生きる貧しい家族の物語で、側から見ると大した出来事が起きるわけでもないが、冒頭からテンポ良く引き込まれて、気づくと夢中になり、あっという間に終わり、映画に入り込ませてくれた!

登場人物が皆よいよい😊。
一家を支えるしっかり者の母親ドロシーマクガイアが素晴らしい👏。頼りない夫に怒りながらも、愛する。母性爆発というより、人間味溢れる弱さがあるところがまた良いなあ🥺。
彼女の姉役にはジョーンブロンデル。妹と比べて奔放で何事も前向きで、もう彼女の真骨頂なのでうまいのなんの👏。
夫にはジェームズダン。見るからに人が良さそうで、うまく立ち回れない様が何だが愛おしくなる。後半は物語の展開の良さもあって、彼がいないシーンでも愛嬌のあるあの顔が思い浮かぶ🥺。

それに娘息子の子役2人。
演技演技していない素晴らしさ👏。
娘役のペギーアンガーナーが本作の核であるので彼女の出番が多く名演を魅せるが、個人的には弟の素ではないかと思わせる好き放題な存在が、ホッとするし、癒されたよ🤣。


エリアカザン監督デビュー作かあ!
皆必死で生きる。
反発し合うもそこには確かに絆が。
時折ある優しさに心打たれる。
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