このレビューはネタバレを含みます
【 DVD化されていない名作 】
初めて記憶の範囲内でレビューを書きますので、曖昧な情報があれば悪しからず…(^_^;)
原作『エルビスに愛をこめて』
著者である看護師リナ・カナダの実体験に基づいた映画化!(^ー^)ノ
舞台は看護設備が整った身体障がい者学校施設…そこで著者が出会った1人の少女〈カレン〉の物語。
カレンは先天性脳性小児麻痺で車椅子生活。しかも心臓も弱く、いつまで生きていられるか?分からない不治の病にも侵されていた。
施設の中でもただ独り、自身の障がいで心を閉ざしてしまい、他を寄せ付けないカレンをなんとか励まそうとする新任看護師のリナ…
ある日リナは、カレンがエルビス・プレスリーのファンだったことを知り、ファンレターを書くことを提案し、徐々にカレンの閉ざされた心に触れることができるようになる。
右手は麻痺しているため、左手で懸命に来る日も来る日もファンレターを書き続けるカレン…。
しかし、一向に返事がこないことにまたしても自暴自棄になってしまい、人生に絶望し、荒れ狂うカレン…。
そんなある日、カレンに届いた1通の手紙…そう、エルビスから!\(^o^)/
それからエルビスと文通が始まるが、嬉しさの余り呼吸困難になり入院を余儀無くされる(-_-)やがてクリスマスプレゼントにエルビスからピンクのテディベアが届き、ベッドで返事を書きながらカレンは短い生涯を遂げた…原題の『エルビスに愛をこめて』はカレンが最後に書いた手紙から使われたらしい( ´༎ຶㅂ༎ຶ`)
記憶を蘇らせる為に、ほとんどがあらすじになってしまったけど(^_^;)先日起きた障がい者施設の痛ましい事件がきっかけで、今作を思い出しレビューしたかった。
「リトル・ロマンス」で14歳デビューを果たしたダイアン・レインが、翌年の今作でも可愛らしくも心に影のある少女カレンを見事に演じています!
特に、身体の不自由さにイラつき、エルビスからの返事がこない絶望感あふれる彼女の演技は圧巻でした!Σ(゚Д゚)スゲェ!!
決して単なる“お涙ちょうだい”的な映画ではありません!!
「生きている喜び」は、どんな人にも与えられた平等な権利であり、それを支えてくれる人が周りにいることは本当に幸せなことなんだと思わせてくれた作品です!
エンドロールに流れたエルビスの名曲
「ラブ・ミー・テンダー」が、
今でも忘れられません ( ´༎ຶㅂ༎ຶ`)♫