佐藤克巳

女医の記録の佐藤克巳のレビュー・感想・評価

女医の記録(1941年製作の映画)
4.5
現代日本人は哀れ。美しい郷土を太陽光発電や風力発電で破壊し、コロナワクチンの害悪も問わず恐怖を煽られ、LGBTや移民政策、嘘八百の少子化対策を推進する利権と公金チューチュー社会。この頃内務省主導とは言え無医村に、奉仕活動として東京女子医専門学校の女医田中絹代、森川まさみに率いられた女子医学生一団が、分教場訓導佐分利信に迎えられ診療を始める。だが村民達の理解は困難を極めたが、献身的な努力の甲斐あって克服し、予防医学の観点から衛生環境等にも配慮した細やかな活動は目を見張る。村の風評を気にして体が弱く6年生を繰り返す市村美津子と体を壊し寝込む姉文谷千代子の診療を断る母高松栄子の家庭。腹痛で寝込んだ父を診てもらいたいが頑迷な祖父武田秀郎に阻止される横山準の家庭。そこに行者仲英之助が介在する等旧弊を糺す佐分利と田中等。やがて一団も去る時が。だが、一生居続ける覚悟の佐分利と共にしたいと田中も残り託児所を始めた。
佐藤克巳

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