YAZ

好男好女のYAZのレビュー・感想・評価

好男好女(1995年製作の映画)
3.7
ホウ・シャオシェンの観る

奥山和由制作総指揮の日台合作
映画でホウ監督台湾現代史三部作の
三本目。この前観た「憂鬱な楽園」
も奥山製作で本作の前作だったので
観る順番逆でしたね

太平洋戦争時に大陸に渡り抗日運動
に参加しながら戦後「白色テロ」で国民
党の弾圧受けた夫婦の物語の劇中で撮影
されてる映画と同作主演女優のプライベ
ートなヤクザ者との恋愛話を並行で

一人の女性の二つの恋をリンクさせよう
としてるようですが全く噛み合わずに
別な話になってしまいそこは凝り過ぎた
ようです

「憂鬱な楽園」もそうでしたが照明を落
としてるので表情が掴み難く主演女優が
役者とプライベートの二役であることす
ら分かり難いのでそこに共通性を感じる
のはかなり厳しいかも

エンドクレジットでも厳しい時代を体験
した人々への尊敬を表してるのに現代劇
が所々入るので過去を描いてる劇中映画
の印象が薄くなってしまったのが一番
残念であります

とは言え画作りの力なのか繋がりは曖昧
で切り取りでも一つのシーンにはそれな
りに惹きつけるものあるので退屈せずに
観れたので余計に惜しい

観てる方を突き放した感じが奥山製作に
関わってる北野映画みたいだなと。
「憂鬱な楽園」もそうでしたね
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