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イップ・マン 序章のkazu1961のレビュー・感想・評価

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)
4.2
▪️Title :「イップ・マン 序章」
Original Title :「葉問 Ip Man」
▪️Release Date:2011/02/19
▪️Production Country:香港
🏆Main Awards : 第28回香港電影金像奨 最優秀作品賞受賞
▪️Appreciation Record :2019-215 再鑑賞
▪️My Review
「ワンス〜」→「ブルース・リー」→「イップマン」ときてしまいました(笑)。
詠春拳の達人でブルース・リーの師匠でもあるイップ・マンを題材にした作品で、本作『イップ・マン 序章』は、ドニー・イェンが主演する「イップ・マン」シリーズの、栄えある第1作として製作されました。
何よりも主演のドニー・イェンのインパクトの凄さ!!本作での圧倒的かつ無敵のイップ・マン役が、彼のイメージを決定づけましたね。
本作は、香港制作のカンフー映画は素晴らしいことを再認識させたのではないでしょうか!!
ストーリー展開・メッセージは、「一人の武道家が日本人空手家と一騎討ちを演じる」というクライマックスまでの作劇が、イップ・マンの門下生であるブルース・リーの主演した『ドラゴン怒りの鉄拳』と非常に似通っています。(両作とも敵は日本人、日本の中国侵攻が背景になっています。)『ドラゴン怒りの鉄拳』との違いは、イップ・マンは怒りを胸に抱いていますがなにより生きて家族の元へ帰らなければならない、そんな心の葛藤も同時に表現しているところが素晴らしいです。そしてそれがラストに向かっての感動の要素となっています。
さらに、日本人三浦役の池内博之は本格的なアクションは初挑戦にも関わらずサモ・ハン・キンポーの元で特訓を行って見事な格闘シーンを演じています。なお空手の達人役で出演していますが、本人の特技は柔道みたいですね。
エンドロールの写真にも感激です!!

▪️Overview
1930年代の中国広東省・佛山。武術館の師範に勝ったイップ・マンは、町一番の武術家として知られるようになる。しかし1938年、日中戦争により町が日本軍に占領され、日本兵たちに武術を教えることを拒否したイップ・マンは、空手の名手である日本軍将校・三浦と対決することになる。ブルース・リーの師として知られるイップ・マン(葉問)の生涯を描くアクション。ウィルソン・イップ監督、主演はドニー・イェン、サイモン・ヤム、池内博之、リン・ホンなど 2010年には続編「イップ・マン 葉問」も製作された。
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