ミナズキ

キング・オブ・コメディのミナズキのネタバレレビュー・内容・結末

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

マーティン・スコセッシ監督作品。109分。
-2023/12/17(日)-

現実と幻想がごっちゃになっている男が引き起こす事件の物語。
有名税というもので、表に出る機会が多くなるほど自分の生活に悪影響を与えていくのはかなり怖い。
この作品では誘拐だったが、現実では熱狂的なファンによる、ジョン・レノン殺害事件などがある。
ロバート・デ・ニーロの演技はやはりうますぎる。見ていて痛い箇所、狂気が目立つ箇所などとても引き込まれた。
ネタを録音している時の母親とのやりとは笑えた。あと、テープでぐるぐる巻きにしすぎだろと思った。
ラストシーンは、見る人によって捉え方が変わると思うが私は主人公の幻想だと捉えている。あんなに上手く事が運ぶはずはないだろうから。
「君らは僕がイカれてると思うだろう
だが、ドン底で終わるより一夜の王になりたい」という言葉が印象に残った。