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時をかける少女のkazu1961のレビュー・感想・評価

時をかける少女(1983年製作の映画)
3.6
▪️Title :「時をかける少女(1983)」
Original Title :※※※
▪️Release Date:1983/07/16
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards :
第7回日本アカデミー賞新人俳優賞 原田知世
▪️Appreciation Record :2019-232 再鑑賞
▪️My Review
原田知世の映画主演第1作として有名ですよね。当時、二本立ての併映は薬師丸ひろ子主演の『探偵物語』だったのを覚えています。薬師丸ひろ子目当てで行ったのに、原田知世に目を奪われました(笑)
そして、大林ワールド、大林宣彦の「尾道三部作」(他の2作は『転校生』・『さびしんぼう』)の2作目に数えられ、その大正ロマンチシズムのカラー、舞台、演出が光ります。
巻頭のシークエンスでスキー場の後、汽車に乗って平野を走る場面で、モノクロ画面が風景の一部ずつからカラーになるという技法は、フランス映画では珍しくないですが、画面の中央だけがカラーで端がモノクロという技法はこの映画が最初ともいわれていますね。あと、物語のキーとなるラベンダーは、本作で広く知られるようになったといわれています。
当時、「時をかける少女」の映像化作品としては、NHK少年ドラマシリーズの『タイム・トラベラー』以来のものでしたが、本作は尾道・竹原の情景や叙情性にあふれる演出、原田知世の清新な魅力、ティーンエイジャーを題材にとった先見の明などが人気を集め、その後の同作の映像化作品には少なからぬ影響を与えることになりましま。"アイドル映画の金字塔"として今日でも評価が高く、後にテレビドラマ、映画などで、その時々のトップアイドルを主役に据えたリメイクが何度も作られる契機を作った作品でもあるんです。特に細田守監督のアニメは素晴らしいですね。
あと、出演者の中で、若い岸部一徳は必見です(笑)
心がピュアになるそんな作品ですね!!

▪️Overview
大林宣彦監督、原田知世初主演の日本映画。筒井康隆のジュブナイルSF小説『時をかける少女』の最初の映画化作品。大林宣彦の「尾道三部作」(他の2作は『転校生』・『さびしんぼう』)の2作目に数えられ、ロケの多くを広島県尾道市(一部は竹原市)で行っている。高校生の芳山和子は、学校の実験室で白い煙とともに立ちのぼったラベンダーの香りをかいだ瞬間、意識を失い倒れてしまう。それ以来、時間を移動してしまうような不思議な現象に悩まされるようになった和子は、同級生の深町一夫に相談するが……。本作が映画初主演となる原田知世がフレッシュな魅力でヒロインを好演し、大ブレイクを果たした。
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