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バンド・ワゴンのkazu1961のレビュー・感想・評価

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)
3.9
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-229 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-540

🖋ミュージカルの歴史を愛情込めて振り返った作品ですよね!!昔ながらのレビューも大切にしながらそこに新しさを融合させた本作、当時53歳だったアステアが新しいショービジネスの時代に取り残された時代遅れの遺物として描かれているのですが、改めてアステアの素晴らしさが再確認できる作品です。

🖋そして、アステアだけのワントップの作品ではなく、新しい時代の幕開けということで、若いダンサーのシド・チャリシーやジャック・ブキャナン、ナネット・ファブレイ、オスカー・レヴァントなどの共演陣の見せ場やエンターテイメントのシーンが多いのも特徴。

🖋そして評価の高いラスト11分のクライマックスの「ガールハント・バレエ」は見どころ、そしてエンディングの有名なラスト・ナンバー“「That’s Entertainment 」、MGMのテーマ曲にもなったこの曲に心躍ります!!

😊Story:(参考: google)
かつてダンス映画で名声を得た俳優トニー。その彼も今や俳優生命に陰りが見え始めていた。そんな時、旧友のマートン夫妻が、彼のために書き下ろしたミュージカル・コメディ「バンド・ワゴン」の舞台化案を持ち掛けてくる。トニーは初め戸惑うも、その企画へ参加することに。さらにそこへ、ジェフリーという男も協力者としてやって来る。

🔸Database🔸
・邦題 :『バンド・ワゴン』
・原題 :『The Band Wagon』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1953
・日本公開 : 1953/12/15
・上映時間 : 112分
・受賞 : ※※※
・監督 : ヴィンセント・ミネリ
・脚本 : ベティ・コムデン、アドルフ・グリーン
・原作 : ※※※
・撮影 : ハリー・ジャクソン
・音楽 : アドルフ・ドイチュ、コンラッド・サリンジャー
・出演 : フレッド・アステア、シド・チャリシー、オスカー・レヴァント、ナネット・ファブレー、ジャック・ブキャナン

🔸Overview (参考:映画. com )🔸
「巴里のアメリカ人」のビンセント・ミネリ監督がフレッド・アステアを主演に迎え、落ち目のスターが新作舞台劇でブロードウェイに返り咲こうと奮闘する姿を描いた名作ミュージカル。ブロードウェイからミュージカル映画のスターに上り詰めたトニー・ハンターは、時代の流れに取り残され、今や過去の人となりつつあった。そんな彼に、ブロードウェイ時代からの友人マートン夫妻が新作舞台劇への出演を持ちかける。気が進まないながらも出演を決めたトニーは、コメディ劇を心理劇に変えようとする演出家コルドバや、バレエダンサー出身の主演女優ギャビーら個性的な仲間たちと共に舞台の成功を目指すが……。劇中曲「ザッツ・エンタテインメント」は、ハリウッドミュージカル黄金期を象徴する曲となった。
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