kazu1961

キャリーのkazu1961のレビュー・感想・評価

キャリー(1976年製作の映画)
4.2
「キャリー(1976)」
原題「Carrie」
1977/03/03公開 アメリカ作品2019-058
再鑑賞

リメイクのクロエちゃんには申し訳ないけれども、本作、シシー・スペイセクの元祖キャリーは私にとってのホラー傑作作品のひとつです。
アカデミー主演女優賞にノミネートされたキャリー役のシシー・スペイセク、母親役のパイパー・ローリーの演技が秀逸だからです。
いじめられて怯えた時のキャリー、プロムでの美しいキャリー、復讐と憎悪にかられた時のキャリー、全く異なる印象の人格を見事に演じきっています。(クロエ版キャリーは可愛らしさだけが印象に残りました)、そして母親役のパイパー・ローリーの演技が不気味さを増幅しています。
原作がスティーブン・キングであることもストーリー展開の妙味ではありますが、それを監督したブライアン・デ・パルマ監督の素晴らしさが秀でています。デパルマならではのスローモーションを駆使した恐怖シーン、カット割とアップを効果的に使用したシークエンスが戦列に印象に残ります。
そして何よりもラストシーン!!10代に最初に映画館で見た時には心臓が止まりそうになるほどドッキリさせられました^^;私の映画史上印象に残っているラストシーンのひとつです。
日本では同年に公開された「サスペリア」と並んで私にとっては古典的ホラーの代表作です!!

スティーブン・キングの小説を原作に、超能力をもった少女キャリーが引き起こす惨劇を描いた青春オカルトホラー。画面分割などを用いたブライアン・デ・パルマ監督の凝った映像演出も見どころ。キャリー役のシシー・スペイセクと母親役のパイパー・ローリーが、それぞれアカデミー主演女優賞、助演女優賞にノミネートされた。
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