このレビューはネタバレを含みます
常識に疑問を持つことは、実はとても勇気のいることである。「この世界は自分を騙しているのでは?」と疑問がわいても、周りのエキストラたちは全力で否定する
仲間がいないということは辛いもので、常人なら「自分がおかしいのかな?」と考えることを放棄してしまうところだが、それでも証拠を集めて自分の目で真相を確かめる姿は、16世紀に天動説を否定したコペルニクスのようだった
こういうストーリーはとても好き。自分がショーにされていたら気が狂ってしまいそうだが、トゥルーマンという明るい性格の人間だから出口を見つけられたし、多分外の世界でも新たな人生を築けるのだと思う
それにしても出口から出ていく場面、知らんオッサンが「初めてよちよち歩きした時も見てたよ〜」とか言ってたらマジでキモいと思う。完全にセクハラ