すけきよ

夏の嵐のすけきよのレビュー・感想・評価

夏の嵐(1954年製作の映画)
2.0
金持ちの人妻と浮気者の将校の不倫と、兵役からの嘘除隊。これだけで、まあ、展開と結論は読めるわけです。ビスコンティ風の豪華絢爛な背景もこの主題に対してはなんか空回り感が拭えません。
また、主演男優の名がマーラーで、BGMが作曲家マーラーのライバルブルックナーの交響曲第7番で、舞台がイタリアってのが、どうも不釣り合いで違和感だらけ。イタリアなんだから、ベルディにしたらよかったのに、なんでドイツのコテコテのブルックナーやったんやろ?
ビスコンティにしては浪費とチグハグな一作です。
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