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深夜の告白のkazu1961のレビュー・感想・評価

深夜の告白(1944年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-536 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 466/1001

🖋ラストの煙草に火をつけるシーン、凄く全ての心情を表現していてシュールです!!私の大好きなビリーワイルダー監督の初期の代表作。見事な脚本と演出で、倒叙的ミステリーサスペンスの真髄を味わえる傑作です!!そしてフィルム・ノワールの古典として現在でも高く評価されている作品です。

🖋 フィルム・ノワールの古典として現在でも高く評価されている作品、不倫による保険金殺人という今では、映画・テレビで多く観られるパターンの先駆的作品。この時代ではタブー視されたインモラルな事象を描いた作品だったようです。また、ウディ・アレンが“史上最高の映画』と評している作品なんですね。

🖋 倒叙的ミステリー、いわゆる自分の犯行を語りながら画面がフラッシュバックしていく手法でも先駆的作品だったようです。オープニングからエンディングまで悪女ミステリ、殺人、それを偽装するトリック、犯人が追い詰められる様など、最後まで緊張感が保たれた作品です。

🖋出演陣もフィルムノワール作品に良く出演しているエドワード・G・ロビンソンがとても印象的な演技で、またバーバラ・スタンウィック演じる悪女が美しくセクシーで、その演技がまた素晴らしい。こういう女性の誘惑には勝てないでしょうね(笑)。

😨物語は。。。(参考:yahoo movies より)
保険会社の営業マン、ネフ(F・マクマレイ)は自動車保険の更新に出向いたディートリクソンの家で美しい後妻フィリス(B・スタンウィック)と出会う。彼女は夫に知られずに傷害保険をかけたがっていたが、犯罪の匂いを感じたネフはそれを拒否。だが彼女の魅力に抗しきれないネフは、倍額保険を手に入れるための完全犯罪を考えつく……。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『深夜の告白』
原題(英題):『Double indemnity』
🎥製作国 :アメリカ
🎥初公開 :1944
日本公開 :1953/12/12
🎥上映時間 :106分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):ビリー・ワイルダー
脚本 :レイモンド・チャンドラー、ビリー・ワイルダー
原作 :ジェームズ・M・ケイン『倍額保険(殺人保険)』
撮影 :ジョン・サイツ
音楽 :ミクロス・ローザ
出演(声優):バーバラ・スタンウィック、フレッド・マクマレイ、エドワード・G・ロビンソン

🔸Overview (映画. comより)———————
ビリー・ワイルダー初期の作品にして、フィルムノワールの傑作といわれるサスペンス映画。保険外交員のウォルターは、訪問先の人妻から夫に内緒で、彼に傷害保険をかけたいと相談される。ただならぬ様子に一旦は拒絶するが、美しい妻の魅力にとらわれ夫殺害の共犯者に堕ちてゆく。殺人シーンでは、現場に居合わせる人物の表情を長くとらえ、間接的なリアリズムを演出。2人を取り巻く脇のキャラクターも秀逸である。
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