カトリナ

菊次郎の夏のカトリナのレビュー・感想・評価

菊次郎の夏(1999年製作の映画)
4.5
「俺がお母ちゃんのところ、連れてってやるからな。」

久石譲のリリカルな美しいピアノの旋律にのって武のサイレントコントが連続で流れてくる切な可笑しロードムービー。すんなりと目的地に着くはずもなくおじちゃんと僕のドタバタ珍道中。「何でもない話を抽象的に撮りたかった」という武の発想は子供の見る夢にもたくさん詰まっている。口は悪いけど根は優しい変なおじちゃんが子供と本気になって遊ぶ。愛のあるバカヤローコノヤロー。精一杯のむちゃぶり。

菊次郎はどこか寅さんに似ている。
ドラマでは陣内孝則が菊次郎をやっていましたね。武は本当に両親が大好きなんだなぁ。

絶対に忘れられない最高の夏になる。
大好き。
カトリナ

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