半兵衛

裸の町の半兵衛のレビュー・感想・評価

裸の町(1948年製作の映画)
3.0
ロケの多用や生々しい役者の演技など当時は斬新だったかも知れないけれど、ドキュメンタリータッチがより先鋭化し迫真的になってきた現代からするとさすがに仕込み感が強くて単なる刑事ドラマにしか感じられなかった。オチも公開当時は新鮮だったのだろうけど、今の人には何百回と使い回されてしまってよくある結末になっているし。

ジュールス・ダッシン監督のプロレスに対する異様なこだわり(他のダッシン監督作品でもプロレスの描写を他の演出より丁寧にやっていた記憶がある)は伝わってくるけどね。
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