このレビューはネタバレを含みます
永瀬正敏主演、探偵・濱マイクシリーズの第１作。
兄を捜して欲しいと台湾人から依頼を受けた濱マイクが、日台間のヤクザの抗争に巻き込まれる…。
全編モノクロで描かれる映像がなかなかスタイリッシュで格好いい。
探偵家業をしている濱マイクというキャラクターもキャラが立ってるし良いねえ。
個人的には、彼の義を重んじて行動している部分が好きですわ。
本作は90分程度の話だし、展開もテンポ良く進むんだけど、結局のところ濱マイクには結末をどうにも出来なかったのが悲しい話だね。
まあ安易なハッピーエンドでないところは良いんだけど…。
宍戸錠がそのまんまの役名で出てきたり、ラストに続編の予告が入っていたり、探偵事務所のある映画館の看板にはすでに３作目のタイトルが掲げてあるという遊びもあって面白い。
もう今は閉館してしまったけど、横浜日劇の趣のある外観も良い感じですね。
ところで細かい事を言うと、この作品って若干台湾人達のリップシンクに難があるんだけど、そこは仕方ないのかなあ？
