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天使にラブ・ソングを…のギズモXのレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)
4.8
【世界中が笑った!神サマも笑った!】

子供の頃よく教会で『ホームアローン』『ベイブ』と並んでセリフを覚えるくらいに見てた記憶があるミュージカル映画の代表作。

《しがないナイトクラブの歌手デロリスは、殺人現場を目撃したためギャングから命を狙われるはめに。
潜伏先の修道院で退屈な毎日を過ごすデロリスだったが、あることがきっかけで聖歌隊の指揮者を任されることになり、讃美歌の曲調をロックに変えて周囲に衝撃を与えるのであった》

この映画の最大の評価点は映画の内容すらも越えて
"当時教会でしか聞かないようなゴスペルや賛美歌をめっちゃ身近なものにした"
ということではないでしょうか。

この映画の登場によってゴスペルは一般的なものとなって広く浸透していき、各地のゴスペルサークルも活発化していった。
2の『オーハッピーデイ』はその最たる例で、誰もが人生で一度は必ず聞くはず。

教会サイドもこの頃から賛美歌はよりワーシップなものとなり、当時は悪魔だのブラックボックスだのと言われていたテレビや映画に対する評価も次第に変わっていった。
前々からその兆候はあったらしいけどね。

大袈裟かもしれないけど、この映画は革命だった。
ゴスペルや讃美歌、そして教会、あらゆる方面に至ってだ。
本作が示した変革はいずれ全ての教会に訪れる。
僕はそれにならいたい。

最近だとカークフランクリンあたりが本作のゴスペル文化を継承しています。
気になったら聴いてみてください。

【ありがとう、デロリス!】

https://youtu.be/ctjG4MjJwEA
https://youtu.be/FDMP_WHyGhc

余談
『アイウィルフォローヒム』でウーピーの後ろを見てみよう。
ブルースブラザーズがいるぞ!
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