戦場で知り合った男女の恋を描いた作品。
原作はアーネスト・ヘミングウェイの小説で、ロック・ハドソンが主演、ジェニファー・ジョーンズがヒロインを演じる。　

第一次世界大戦の1915年から18年のイタリアが舞台。
北イタリアのアルプス山地で、イタリア軍は侵攻してきたドイツとオーストリア軍に抵抗していた。
そんな中で麓のオルシノの町にアメリカ人の衛生兵将校のフレデリック・ヘンリー中尉（ロック・ハドソン）が休暇から戻って来る。
中尉は、町の病院で働く戦争看護奉仕隊のイギリス人女性バークリー嬢（ジェニファー・ジョーンズ）を気に入り、強引に口説き落とす。
中尉は最前線のアルプス山脈に派遣されるが負傷してミラノの病院に搬送される。
ヘンリー中尉は看護を口実にバークリー嬢をミラノの病院に呼び寄せて情事を繰り返すばかりか、禁止されているアルコールを飲んだり、やりたい放題。
やがて看護師長にバレて、ヘンリー中尉はオルシノの前線に戻される。
山岳の激戦でイタリア軍は敗退し、ヘンリー中尉は脱走兵としてバークリー嬢を訪ねると彼女は妊娠していた。
ヘンリー中尉は彼女と一緒に手漕ぎボートでスイスに逃亡を謀るが……　

アメリカ人将校が愛のために武器を捨てるという設定はロマンチックかもしれないが、要は脱走兵の話。
アメリカ人であるが故にイタリア軍に見切りをつけたり、別の理由も含めて脱走兵であることを正当化しようとしているが、友人達が次々と命を落としていく中でヘンリー中尉だけが愛の逃避行というのは説得感がない。
病院では飲酒と情事を楽しむなどモラル的にもいかがなものか。
とは言えスイスでは脱走兵であることがバレないかヒヤヒヤでした。
後半はそれなりに見せ場があり、楽しめただけだけに、前半の設定が残念。
雪が積もったアルプスの山岳雪景色なども美しい。
雨をメタファーとして巧みに使っているのも文学的です。
「最高の恋人だ　ずっと一緒だよ　僕が死ぬまで一緒にいよう　死ぬまで一緒だ！」　

2022.5　NHK BSP で鑑賞（字幕：横井和子）

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原作はアーネスト・ヘミングウェイの同名小説の🎬化です・・有名な大作ですが読んではいません。


戦争文学だとこれまで思っていましたが・・第一次世界大戦下のイタリア、アメリカ青年がイタリア軍に志願して出兵してイギリス人の看護師と戦地で出逢い恋に落ちてしまう大恋愛作品でした。


戦闘で傷つき戦争の虚しさを味わい脱走するのだが・・最後はあまりにも辛過ぎる結末であり観ていてこちらも辛くなってしまった。

酒

第一次大戦に参加したアメリカ人青年とイギリス人看護婦とのロマンスを描いた戦争ドラマ

脱走

戦場シーンから
ロマンチックな恋
またまた戦場へ

壮大な話

隠れて
ラストはなんとも

反戦メッセージがあります