このレビューはネタバレを含みます
1950年公開の関川秀雄監督作品に続けて鑑賞。
1995年当時の、織田裕二、仲村トオル、風間トオル、緒形直人、的場浩司…等などの人気俳優を主要キャストに据え、さらに彼らを、取り巻く俳優陣も豪華だ。(遠藤憲一、大杉漣、石橋蓮司、奥田瑛二、佐藤慶、井川比佐志……)
若き学徒兵役をみな、体当たりで熱演している。
当然基本的なストーリーは1950年版と同じだが、カラー映像になり、撮影技術の進歩もあり、より生々しく感じた。
また、フィリピン戦線だけでなく、神風特攻隊、徴兵忌避して逃げた学生…まで描かれている。さらに、この時代に従軍慰安婦や人肉食の問題を登場させているのも凄い。
ラストの、皆が甦った(幻想)場面は、あんなに長くなくていいのでは?と思った。