けーはち

銀河鉄道999のけーはちのネタバレレビュー・内容・結末

銀河鉄道999(1979年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

断片的には知る名作だが改めて見てみるとディストピアな世界観、西部劇よろしく復讐劇を軸として憧れの女との青春旅情、機関車の姿をした宇宙船によるノスタルジーとワンダーに溢れた画面、最後に明らかになるメーテルの正体に加えて松本零士キャラオールスター&派手な決戦と満足感に溢れる快作。「機械の身体=永遠の命って言うけどメンテナンス大変じゃない?」と思っていたら実は本家本元の機械帝国にメーテルが生体部品の素材として人間を定期的に連れてきているラストのネタバラシで、「放っておくと勝手に繁殖する上にホメオスタシスを持っている生体はスゲー」という感想に。そんな貴重な生体を酔狂にも狩って剥製にする機械伯爵は機械帝国の中でも鼻摘み者のような気がするが、不思議と彼の立ち位置は「帝国の英雄」なんだよなぁ。