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アフリカの女王のkazu1961のレビュー・感想・評価

アフリカの女王(1951年製作の映画)
3.7
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-079 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-522

🖋ハンフリー・ボガードが全く今までの悪役やシニカルなヒーローとは違った小汚いけど男気のある蒸気船の船長の役柄をコミカルに見事に演じた作品です。ハンフリー・ボガートは、本作で念願のアカデミー主演男優賞を受賞したんですね。

🖋本作、セシル・スコット・フォレスターの同名小説を、ジョン・ヒューストン監督が映画化した作品です。第一次大戦下の東アフリカを舞台に、船長チャーリーと宣教師の妹ローズを乗せた蒸気船“アフリカの女王”号が河を下り、ドイツの戦艦に魚雷をぶちかまそうという物語。行く先々で激流や悪天候、そして大瀑布などを乗り越えていくある意味アドベンチャー的な作品です。当時の目一杯のトリック画像、合成丸わかりの映像はご愛嬌(笑)。

🖋もう一つの要素はハンフリー・ボガードとキャサリン・ヘップバーンの2人のラブロマンス。2人の船上で繰り広げられる台詞合戦、芝居に惹き込まれ、前述のアドベンチャーと併せてロマン活劇とも言える見事な傑作です。

🖋クライマックスの意表を突く展開、特にドイツ軍艦長に結婚を求めるくだりはもう最高です!! さらに本格的なアフリカロケ、動物たちや大自然の映像も美しいですね!さまざまな意味で面白い本作、さすがジョン・ヒューストン監督です。

😆Story:(参考:ザ シネマ)
1914年、灼熱の東アフリカ。ジャングルの奥地にイギリス人宣教師の教会があった。賛美歌のオルガンを弾くのは牧師の妹ローズ。敬虔な兄妹のために、イギリス人の男オルナットが“アフリカの女王”と名の付いた小さな機船を操り、手紙や物資を届けに来ていた。そんなある日、第一次世界大戦にイギリスが参戦。“アフリカの女王”に乗り込んだローズは、祖国のためドイツの戦艦と戦う決意をする…!

🔸Database🔸
・邦題 :『アフリカの女王』
・原題 :『The African Queen』
・製作国 : アメリカ・イギリス
・初公開 : 1951
・日本公開 : 1952/08/23
・上映時間 : 105分
・受賞 : 第24回アカデミー賞
主演男優賞
・監督 : ジェイソン・ライトマン
・脚本 : ジェームズ・エイジー、ジョン・ヒューストン
・原作 : セシル・スコット・フォレスター
・撮影 : ジャック・カーディフ
・音楽 : アラン・グレイ
・出演 : ハンフリー・ボガート、キャサリン・ヘプバーン

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
ドイツ領東アフリカ。イギリス人宣教師ローズの兄がドイツ兵による略奪行為の際に命を落とす。妹ローズは飲んだくれの男チャーリーが操縦するオンボロ蒸気船“アフリカの女王”号に乗り込み、現地を脱出。川を下るチャーリーとローズは沿岸のドイツ砲艦を手製の魚雷で撃沈しようとたくらむ。しかしその途中、銃撃や急流といった数多の難関が待ち受けていた! 身分違いの男女が繰り広げる冒険とロマンスを描いた痛快娯楽作。ボギーとキャサリン・ヘップバーンの掛け合いが見もの。
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