ジミーT

ユージュアル・サスペクツのジミーTのレビュー・感想・評価

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)
5.0
こんな大胆かつ大きなナニは初めてです。普通はナニが大きいと自信が持てるのか、どうしてもそれだけに頼って粗雑で大味なモノになりやすいのですが、コレは違う。こちらの一番敏感な部分を非常に丁寧に扱ってくれるので、だまされてるとわかっていながらトリコになって何回もハマってしまいます。その快感はスコア5.0級です。
いや、ネタバレなしにこの映画を語ろうとするとこうなってしまうんです。ご容赦下さい。

実は私、最初に観た時、途中で最後のソレに気づいてしまったんです。そして最後にその通りになったので「何だ、大したことねえな。」とビデオをデッキからヌキかけたとき、「や、まてよ。ソレがソレってことは。えっ?アレにもアソコにもナニが入ってたってこと⁉︎ えっ?エッ?」と、ヌキかけたビデオをもう一度挿入して、もう一度観てしまいました。

そして再びビデオをデッキからヌキかけたとき、「アレやアソコにナニが入ってたどころじゃない、アレもアソコもナニだったんだな!!え?ちょっと待って!ホントはどうなんだ!」
とビデオをもう一度挿入してもう一度観てしまいました。

そして「あーっ!そうか!」
ダマされるとわかっていながら一晩に3回も楽しんでしまったのです。

この映画は脚本作成の段階で、ミステリ史上の問題作、アノ小説を徹底解析した(注)とのことですが、それを知って改めて「あーっ、そうか!そうだよな。ここまで砕いてあるとわからないけど、アノ小説だよ、これ!」
やられたー!


出典忘却。忘却とは忘れ去ることなり。

追伸1
大胆で大きいナニというと「◯ックス・センス」を思い出します。そちらも繊細緊密な作りですが、感触は全くちがいますね。

追伸2
このレビューを書くにあたりましては、ラジオ ニッポン放送「鶴光の噂のゴールデンアワー」の中の「伏せ字ニュース」のコーナーを参考にさせて頂きました。
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