kazu1961

カジノのkazu1961のレビュー・感想・評価

カジノ(1995年製作の映画)
4.0
▪️JP Title :「カジノ」
Original :「Casino」
▪️First Release Year : 1995
▪️JP Release Date : 1996/04/20
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : 第53回ゴーデングローブ賞
主演女優賞
▪️Appreciation Record : 2020-757 再鑑賞
🕰Running Time : 178分
▪️Director : マーティン・スコセッシ
▪️Writer : ニコラス・ピレッジ、マーティン・スコセッシ
▪️MusicD : ロビー・ロバートソン
▪️Cast : ロバート・デ・ニーロ、シャロン・ストーン、ジョー・ペシ、シャロン・ストーン
▪️Review
スコセッシ監督らしい作品です。ラスベガス、創世記のラスベガスはあらゆる人間の欲が渦巻いた世界。映画にするにはほんと素晴らしい題材が揃っているんですね。犯罪、色情、友情と裏切りが渦巻き、マフィア、金融屋、詐欺師、娼婦達が蠢いています。そんなラスベガスに生きる男と女の野望と愛憎を見事にスコセッシらしく描き出した作品です。
なので、ある意味スコセッシらしい安心感と、おなじみの物語にもかかわらず、素晴らしいキャストによる印象的な熱意と華麗な演技のおかげで本作の素晴らしさが際立っています。
本作は実在した人物がモデルとなっているため、全ての役にリアリティがあります。ロバート・デ・ニーロが演じる元締めサム・“エース”・ロススティーンは、フランク・”レフティ”・ローゼンタール。ジョー・ぺシが演じるヤクザ者ニコラス・“ニッキー”・サントロは、アンソニー・”トニー”・スピロトロ。シャロン・ストーン演じるビッチ妻ジンジャー・マッケンナは、ジェリー・マクギーといったように、すべての役に実在のモデルがいるんですものね。
そして、もう一つ際立っているが全く音楽がかからない時がない怒涛の61曲。3時間ストーリーにあった音楽が流れっぱなしなのもほんと素晴らしいです。
本作は監督マーティン・スコセッシ。ある天才賭博師を通じて、まだマフィアの支配下にあった1970年代から80年代のラスベガスを描いています。ニコラス・ピレッジのノンフィクション『カジノ』を原作とし、大部分を事実・実話に基づいて描いています。本作と同じくスコセッシ監督、デ・ニーロ及びペシ出演、ピレッジ原作で映画化された1990年作『グッドフェローズ』の成功を受けて製作されたスコセッシの「モブ・マフィアもの」第2弾という位置づけなんですね。

物語は。。。
賭博の才を買われてヴェガスのカジノの経営をまかされる事になるサム・ロススティーン。カジノは売り上げを伸ばし、バックについている組織への上納金も増えていきます。美しい女ハスラー、ジンジャーを見初めたサムは彼女と結婚し、生活は順風満帆のように見えました。しかしサムの長年の盟友ニッキーがヴェガスに乗り込んで来た事から事態は急変します。暴力的で破壊衝動の強いニッキーは次々とトラブルを引き起こし、それはカジノの経営にも少なからず影響を及ぼしはじめていきます。。。

それと、ファッションセンス抜群!!デニーロの同系色のスーツコーディネートは超上級ですね!!

PS.スコセッシ監督の作品はなぜいつも3時間越えなんでしょうね^^;

▪️Overview
巨匠マーティン・スコセッシが、1970年代ラスベガスのカジノをめぐる欲と暴力にまみれた人間模様を描いた骨太ドラマ。スコセッシ監督作「グッドフェローズ」の原作者でもあるニコラス・ピレッジのノンフィクションを基に、ピレッジが自ら脚本に参加した。凄腕の予想屋サムはマフィアのボスたちに才能を見込まれ、ラスベガスのカジノ「タンジール」のマネージャーを任される。見事な経営手腕でカジノを大繁盛させたサムは、美しいハスラーのジンジャーを見初めて結婚し、豪奢で満ち足りた人生を手に入れたかに見えた。しかし、幼なじみの相棒ニッキーがラスベガスへ移り住んできたことで事態は一変。血の気が多いニッキーは暴挙を繰り返し、彼らは警察やFBIから目をつけられてしまう。ロバート・デ・ニーロが主演を務め、ジョー・ペシが相棒ニッキー、シャロン・ストーンが妻ジンジャーを演じた。(引用:映画. com)
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