私にアメリカという国を教えてくれた1本。
広大な大地にまっすぐ続くハイウェイ。
乾燥しきった砂煙をまき上げて走る埃まみれの車たち。
点在するダイナーとモーテルとガススタンド。
マッドな風景に、いかにも真面目そうな普通の男。
どう考えても何事にも巻き込まれそうもない男。
が、しかし!!
ここに観る
人が徐々にパニックに陥れられる様を
ひたひたと追い詰められていく恐怖を
理解不能な行動ほど恐ろしいものは無いという理不尽さを
嫌というほど
脳裏に刻まれる傑作!
そして、
ワンシチュエーションに込められた壮大なドラマ性
スピルバーグという人がいかに人間心理に精通しているか
はたまた、技巧的なテクニシャンであるか
まだまだ続くあまたの賛辞を
そのすべてが驚嘆で
映画が放つ魅力を存分にしらしめてくれた
記念碑的存在。
永遠に光り輝く現役。
どんなに言葉を尽くしても
語れないな。
言葉が上滑り、笑笑
だから、観るしかない‼️