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大地のうたのkazu1961のレビュー・感想・評価

大地のうた(1955年製作の映画)
4.0
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-366 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-559

🖋 “奇麗なので。映画の詩人ですね、これだけの作品つくる人いませんね。日本と似てますけど非常にインド的ですね。。。ラストシーンなんか凄かったね。。。。”淀川長治氏のコメントです。本作はIVCの淀川長治氏の解説付きのDVDで再鑑賞。

🖋 インドのベンガル地方の寒村、貧困に苦しむある家族の物語。サタジット・レイ監督の3部作の1作目の作品なんですが、寒村に住む一家に3年間カメラをすえ、ゆっくりとした時間の流れの中で、家族のありのままの姿、インドの悠々とした風土をリアルに描いた作品です。少年オブーの純粋な目を通して、“生と死”“階級制度”“貧困”を描いた作品です。

🖋黒澤明も本作を絶賛し、「黒澤 明が選んだ百本の映画」で本作を挙げて絶賛しているんですね。

🖋個人的に好きなのはラストの亡くなったお姉さんのお椀の中から蜘蛛が出てきたり、誰もいなくなった家に家族の代わりに蛇が入って行ったり、この辺りはやはりインドなんですね。輪廻転生的な宗教感を感じます。

😢Story:(参考: allcinema)
父親が出稼ぎに出ている間に彼の娘が死んでしまう。一家は、住み慣れた村を離れ、都会へ出ることを決意する……。

🔸Database🔸
・邦題 :『大地のうた』
・原題 :『Pather Panchali』
・製作国 : インド
・初公開 : 1955
・日本公開 : 1966/10/11
・上映時間 : 125分
・受賞 : ※※※
・監督 : サタジット・レイ
・脚本 : サタジット・レイ
・原作 : ビブティブション・ボンドパッダエ
・撮影 : スブラタ・ミットラ
・音楽 : ラヴィ・シャンカル
・出演 : スビル・バネルジー、カヌ・バネルジー、カルーナ・バネルジー

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
一九五六年第九回カンヌ映画祭に出品され、特別賞(人間的記録映画賞)を受賞したサタジット・レイの処女作。原作はビフティブシャーン・バナールジの自伝的小説で脚色は監督のサタジット・レイが担当。撮影はスブラタ・ミットラ、音楽はラヴィ・シャンカール。出演はインド映画界を代表するカヌ・バナールジ、コルナ・バナールジほか。
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