よしおスタンダード

預言者のよしおスタンダードのレビュー・感想・評価

預言者(2009年製作の映画)
3.7
No.3988

マリクがセザールからの「ミッション」を遂行する前半までは、マジで息が詰まる展開。尋常じゃない臨場感。

そのセザールも、憎たらしいほどにワル。

物語は、この年の差コンビを中心に描いていく。
カンヌでグランプリを獲っているだけあって、実に見ごたえがあった。

ただ、人によっては、そこからちょっと長い感じがするか。

マリクがどのようにこの刑務所の中でのし上がっていくのか、あるいは、のし上がっていけないのか、を丁寧に描くためには、この尺は必要だったんだろう。