Ryan

WANDA/ワンダのRyanのレビュー・感想・評価

WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)
3.0
失われた傑作


ストーリー
ペンシルベニア州。ある炭鉱の妻が、夫に離別され、子供も職も失い、有り金もすられる。少ないチャンスをすべて使い果たしたワンダは、薄暗いバーで知り合った傲慢な男といつの間にか犯罪の共犯者として逃避行を重ねる…。


監督・脚本・制作・主演 
 バーバラ・ローデン



アメリカの底辺社会に取り残され崖っぷちをさまよう女性の姿を切実に描き、1970年代のアメリカにおけるインディペンデント映画の道筋を開いたとされる作品。
マーティンスコセッシとグッチの力により修復された失われた小さな傑作。

個人的には好きではない。
何が嫌いかと言われると難しいが、好きなところがない。
相性がかなり悪いのだろう。
ワンダとノーマンのやり取りに感情移入出来ない。ワンダを見る人々の目は冷たくビンタされた頬の音は脳内に残るが、ただそれだけ。劇中である通り"無"
逃避行であり人生を見つめる割にはチープに感じた。

世界中の監督たちから絶賛される今作の何が良いのかまだわからない。
いつか再チャレンジしたいものだ。
Ryan

Ryan