息子の仇をとるために執念で新宿を探し回る1人の男
アパートの一室で息子は何のために誰に殺されたのか 深入りし過ぎていると新宿マッドが父親に接触してくる
今をしっかり捉えてはなく革命のための革命と仲間を殺す革命分子
複雑な考えなどなく目的のあった自分の一生と志のない経済成長の先に満足している若者たちに絶望感を顕にしていく
ちっぽけな火炎瓶ではこの世界は燃やせない
お前らのようなモヤシみたいな腕では俺は殺られんゾ
明治維新と新撰組をなぞらえて息子と自分:現代を英雄視していた父親が国のために闘った過去の精神を話しても目の前で青年は眠っている
東京の人間は冷たいと泣きながら叫んでいた弱々しかった男の怒りと絶望感による変貌は想像の斜め上をいく
やるべきことを成した人こそ自分に責任を負っている
確かに誰の責任でもないけれど誰の責任でもある それをただ許される存在として描くだけではなかった