「真実は人を自由にする」
エルサレムのとある地下遺跡から、イエス・キリストのものかもしれない人骨が発見される。もしも本物ならば、キリスト教の歴史を根底から覆しかねない。バチカンの枢機卿から調査を任命された元軍人のマット神父は、現地で発掘作業をしていた女性考古学者とともに謎の解明に乗り出すが、様々な人物たちの思惑が重なり、事態は予想だにしない展開を迎える。
邦題と、銃を構えるアントニオ・バンデラスのジャケットから、てっきり殺し屋が主人公のアクションものかと思っていたら、宗教色の強いサスペンスでありました。
政治と宗教の対立、そして信仰とは何かを問う作品。
熱心なキリスト教信者かそうでないかで、本作に対する捉え方はずいぶんと変わるのだろうな、と。